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「3年半の学習期間を乗り越えた!モチベーションに頼らない、学習環境作りの方法とは?」イベントレポート

2024/03/27

こんにちは、ユアスク運営担当のMarinaです。

これからプログラミング学習を始める方、既に学習を開始しているけど挫折しそうな方必見!

…なイベントを開催させて頂きました!

ユアスク受講生の仲間も2名も参加していただいて、プログラミング学習時の習慣化づくりのワークショップなるものを通して、一緒にプログラミング学習を習慣化するための準備をしていただきました!

参加できなかったというみなさまに向けて、今回の重要ポイントを公開させていただきます。

プログラミング学習環境づくりで大切なのは「習慣化」だった!

プログラミング学習で一番大事なことってなんだと思いますか?

初心者にとって分かりやすい内容の書籍を買ったり、質が高いスクールに通うことでしょうか。
私は、学習で一番大事なことは『学習を挫折しないで最後までやり抜くこと』だと考えています。

最後までやり抜くには、プログラミング学習を習慣化をすることでモチベーションに頼らずに、私は学習を継続することができました。

いきなりですが、みなさんに質問です!

ここに、これからプログラミング学習をしたいと言っている人が10名いた場合、何名がプログラミング学習を継続できると思いますか?

答えは…

これは、私自身がプログラミング学習をしていく中でも体感で感じた数字に非常に近いです。
また、周りのエンジニアの仲間がスクールで通っていたいた中での、同期の方が15名ほどいらっしゃったそうですが最終的に継続ができたのが4名ほどだったそうです。

※「プログラミング 挫折率」などで検索しても、上記の回答のような割合が辞めていくとデータとして出てきます。

なぜ、学習の継続がこんなにも低いのか?

主に以下の原因で挫折が起こっていると考えられます。

  1. 学習内容が難しい、学習範囲が広い、学習の進め方がとても分かりずらい。
  2. 成長ができた手応えを感じにくい。
  3. エンジニア転職をして自分がどうなっていたいのかがゴール(プログラミング学習のゴール)が具体的ではなく、曖昧で学習の道筋も曖昧。

実際に、私自身や周りのエンジニア仲間に聞いても大体上記のような内容が挫折する原因ではないかと考えられます。

それぞれ、詳しく解説させていただきます。

1.学習内容が難しい、学習範囲が広い、学習の進め方がとても分かりずらい。

そもそも、プログラミング学習といってもただ言語の勉強をすれば良いというわけではなく、ITの知識やインターネットについてなど関連知識も学習内容としては必要となります。

また、昔よりもどう勉強をすればいいかなどの方法などは調べれば学習のロードマップ(手順)自体は出てきます。

しかし、学習範囲が広いからこそ学習のロードマップ(手順)が分かりずらく尚且つ分からないことが出てきた時の解決方法などを自分で解決まで持っていく方法を見つけるまで時間がかかったり、見つけられずに挫折してしまったりします。

2.成長ができた手応えを感じにくい。

プログラミング学習では、インプット(理解)と学んだことをアウトプット(応用)をするという学習方法を繰り返しながら進めていきます。

しかし、初学者の場合、自分が正しく学習内容を理解しているのか、または適切にアウトプットできているのかを自分で評価することがとても難しいです。

また、プログラミングの学習は勉強をしても新しく次々に分からないことがどんどん出てくる中で勉強をして進めていかなければいけないので余計に成長している実感を感じずらいという点もあります。

3.ゴールが具体的ではなく、曖昧。

多くの学習者がプログラミング学習を始める際に、エンジニアとしての転職を最終目標としています。

しかし、「エンジニアになりたい」という目標の先に自分はエンジニアとしてどうなっていたいのかなどを具体的にイメージ出来ずに、エンジニアになることを最終目標として設定してしまう人もいます。

エンジニアに転職して、そこからエンジニアとしてのキャリアのスタートとなります。エンジニアになって何を学び、どのようなスキルを身につけ、どの分野で活躍したいのかといった具体的なビジョンが欠けているため、学習の道筋も不透明になりがちです。

このような状況では、学習者は目標に向かって効果的に進むための計画を立てることが難しく、途中で方向性を見失いやすくなります。その結果、挫折へと繋がることがあります。

実際のスクールでの、学習を継続できる人とできない人の違い

弊社のスクールでも、学習を継続できている人とできない人との違いを探してみたところ以下の共通点がありました。

学習投稿を継続して積極的に投稿をしていた。

学習を継続している人は、学習投稿をする数が多かったです。
学習投稿をすることで、学習自体を習慣化できていたり、自分の学習状況と今までの成長などを記録をつけることによって成長を可視化することができていたのではないかと思います。

学習内容を積極的に実施する人は継続率が高かったです。

実際の受講生の方(普段、お仕事をされていながら学習を両立させている方)で3ヶ月ほどの受講期間で54回の学習投稿をされている方、受講開始からほぼ学習投稿をさせている方などいます。

このように、学習を継続できている人は学習投稿を実施することを

明確にプログラミング学習のゴールを意識して、具体的なイメージを持っていた。

弊社の未経験からエンジニアになった仲間たちは、いろいろ話を聞いてみると具体的なプログラミング学習のゴールを明確に持って学習をしていました。

・受託開発で開発経験を積み、将来はプロジェクトをまとめるエンジニアになって開発をどんどんしていきたい。

・エンジニアとして転職をして、0からサービスを作れるようになりたい。

このように、具体的にエンジニアになってから何をしたいのかを具体的にイメージをできるように明確なゴールを持っていたからこそプログラミング学習を継続に繋がったと言っていました。

実際の習慣の作り方やポイント

①目標の具体化をする

なぜ、この習慣を身に付けたいのかを明確にすることをしました。具体化することで、自分のやりたいこと・やるべきことに集中できるようになりました。

実際に以下のような内容を設定しました。

なぜプログラミング学習をしてエンジニアになりたいのか

・手に職をつけて、家族を養えるようになりたかった。

・パートナーの業務の効率化をサービスを使って解決したかった。

エンジニアになってどうなりたいのか

・娘や旦那がやりたいこと・挑戦したいことを応援できるようになりたい!

・自分自身の力で働いて、自立したい。

・私の働いている姿をみて、娘がやってみたいことに挑戦ができるようになってほしい。

このように具体的にエンジニアになって何をしたいのか、どんなエンジニアで働きたいのかなどを常に意識して学習をするようにしていました。

このように『エンジニアになる』という漠然としたゴールではなく、ゴールを設定した目的などを明確にすることで、学習が辛い時も学習を続けるべき理由を見失わずに継続をすることができました。

②小さな習慣+if-thenプランニング+報酬+記録の設定

次に実際に習慣化したい内容の詳細を設定を行いました。

・自分が習慣化したい内容を、小さくて負荷の低い行動を設定する際のポイント

初学者の段階で、プログラミング学習をまずは苦手意識なく慣れていくことも目的として2つの行動を設定しました。

ここでのポイントは、設定する行動を馬鹿馬鹿しく感じるほど小さな行動に設定をすることです。
この小さく考えることをすることで、習慣化したい行動を継続して自分自身にモチベーションに頼らずに行動を習慣として身につけることが大切です。

・習慣化したい内容に対して、If-thenプランニングを設定する際のポイント。

一番最初の、習慣化したい行動に対してIf-thenプランニングを設定する。

If-thenプランニングとは

1990年代にニューヨーク大学の心理学者でもある、ピーター・ゴルヴィツァーによって研究された「もし、こうしたら(if)、こうする(then)」という実行計画です。習慣化しやすく目標達成率の高い手法のことです。


if-thenプランニングは「もし〇〇の時に(if)」+「〜をする(then)」という内容を習慣化したい行動に対して、設定をします。

私は自分自身が習慣化したい行動に対して、その行動ができなかった際の対応策の行動を設定するようにしました。

そうすることで、子育てという時間が読めない中での学習で思うように学習が出来なくても小さな習慣を継続できた自信に繋げていけるようにしました。

プログラミング学習を習慣化を振り返ってみて

実際にプログラミングを習慣化してみて見えてきた良かった点、改善点の両方の発見がありました。

良かった点

  • 約3年半ほど、とても時間は掛かってしまったが子育て・パートなどをしながらプログラミング学習を継続することができた。
    • 継続が出来たのは習慣化が出来ていたこと、何よりエンジニアになって私はどうしたいのかというゴール部分が明確になっていたので学習を乗り越えることが出来た。
    • プログラミング学習を通して、学習仲間や素敵なエンジニア仲間、今のチーム・仲間達と繋がることが出来た。仲間と支え合って励まし合えたから、学習を頑張ることが出来た。
  • 未経験から受託会社が行っていた未経験から業務を積むプロジェクトに参加出来た。
  • 気になっていた企業からの面談のお誘いをしてもらえた。
  • 最終的に、入りたい企業に入社することが出来た。

改善点

  • ゴール時期の設定をもっとしっかりと設定をして、変更がある度にしっかりそれに合わせて学習スケジュールの逆算を行えるともっと効率良く学習が出来た。

プログラミング学習を習慣化できたことでの学び

本当に自分がやりたいことは、いつからでも習慣化の力を借りて自分なりのペースで諦めずに進めていけばチャンスを掴むことができることが一番の学びでした。

私も、このブログを読んでいただいている『あなた』もいつからでも変わることができると私は信じています。

その変わるためのきっかけとして今回紹介している、ブログの内容が少しでも参考になると嬉しいです。

これからプログラミング学習を始める方、すでに学習をしているけど挫折しそうな方、随時セミナーも開催していこうと思うので良かったら参加をお待ちしています!